序論
こんにちは、メメントです。
皆さん、令和七年度(2025年)司法試験予備試験の願書は入手出来ましたでしょうか?
今回は、「出願しようか迷ってる……」「今からやっても間に合わないのでは……」
と予備試験の出願を躊躇している方や、
「CBTが入る来年以降に受験するつもりなので……」
と受験回避を検討に入れている方へに向けての記事になります。
最初に、お忙しい方向けに要約した主張だけ述べますね。
主張
予備試験は他の試験とは一線を画した試験である。
よって、可能な限り現地でその雰囲気を体感し、将来の経験とすべし。
以上です。
では、ここから先は詳細を知りたい方に向けて、
予備試験がどのように「一線を画した」試験なのか。順を追って説明しますね。
前提として
「メメントさん、予備試験受験したことあるんですか??」
「このブログ始まったの去年の11月なのでは……?」
という声が容易に想定できますので、回答します。
実は、4年前の2021年に1度、予備試験を受験しています。
世はコロナ自粛の真っ只中、
私は平日はリモートワーク、休日も外出自粛で退屈を持て余しておりました。
やることがなかった私は、「アガルートの司法試験カリキュラムの広告動画」
をYouTubeで見てしまったがばかりに、勉強もしていないのに予備試験の出願をしていたのでした。
出願した後もだらだらしていて、受験票が届いてから「そういえば出願したわ」と思い出す始末。
そこから、欠席して受験料丸損にするのも勿体ないと思い、
①マーク式試験の裏技本と②憲法の短答の2つをチョットダケ勉強して試験に突撃しました。
結果ですが、箸にも棒にも掛からずしっかり短答落ちでした。
ただ、試験会場で得る経験は他では得られないとも体感した次第です。
予備試験を受験すべき2つの理由
私が4年前に1回受けただけでなぜこんなに語るのか。それにはちゃんと理由があります。
予備試験を受験すべきその理由を2つに絞って説明します。
「解答時間との闘い」

短答式試験の問題の難易度が極悪なことは受験生の皆様の間では周知の事実かと思います。
では、「短答式試験の解答時間」について意識したことはありますでしょうか。
「論文式試験の解答時間」については、論文式の過去問を見る初学の段階で意識が及ぶと思います。
(本当に1科目70分で論文答案を書けるようになるのだろうか。現状は絶対無理。)
一方、短答式試験はというと、短答過去問は単元別問題集で解くことが多く、
1問を解くスピードは計測するものの「年度ごと、科目全体での解答時間」はあまり意識しない気がします。
強い言葉を使うのはあまり好きではないのですが、
大半の人は対策無しで予備試験の短答式試験に突撃すると、全問題を解答し切ることすら困難
だと思います。
私事ではありますが、私は比較的「試験では解答時間を余してしまうタイプ」です。
大学入試、大学の期末考査、そして資格試験などを振り返っても、
過去に「時間が足りない」と思ったことはありません。
そんな私でしたが、予備試験の短答式試験は初めて「時間が足りない!」と
心からの声が出た試験でした。
「会場を包む不穏な雰囲気、受験強者の放つ威圧感」

短答式試験の受験会場は当たり前ですが凄い沢山の人がいます。
それこそ老若男女問わずです。
そんな多様性の極みのような受験生集団が最後の詰め込みとして、
試験会場の待機列で六法なりファイリングした教材なりを必死に睨みつけています。
はっきり言って、日常まず見ることのない極めて異常な光景です。
「一体どれだけ使い込んだんだ……」
というようなボロボロのMy判例六法を持っているおじさん紳士もゴロゴロいました。
鬼気迫った終末感が溢れる試験会場、それこそが短答式試験会場なのです。
雰囲気に圧倒されずに自身のペースを保つ、という意味でも経験して損はないはず。
得られる効用と損失を天秤に

他に類を見ない過酷な試験、予備試験短答式試験。残念ながら年に1回しか開催されません。
しかし見方を変えると、「日本国内の法律ガチ勢による、年1開催の法律狂騒曲」と言えるでしょう。
こんなイベント、受験生として逃さない手はないとは思いませんか?
「来年以降……」ではなく、「数か月後」と目標がくっきり決まる「イベント」への参加が決まれば、
勉強のモチベもアップ間違いなしです。
「今年は短答突破も絶対無理だから出願しない」という考えの方もちょっと待ってください。
突破か不合格かのAll or Nothingで考えるのではなく、「特定科目に絞って合格点を取りに行く」
のはいかがでしょうか。
もし、7科目で合格点を取りに行くのが厳しくとも、例えば「刑事系」だけに絞ってみるとか。
→刑法、刑訴法の2科目の短答を5か月勉強……と考えたら少しできそうな気がしてきませんか?
「1科目あたりの短答が仕上がる日数を把握する」だけでも、
今後の受験戦略に大きな効用をもたらします。
個人の感想にはなってしまいますが、私は前述のように憲法1科目だけ勉強しましたが、
その時の「自分の想定していた習熟度合」と「合格点に必要な科目習熟度」の距離は、
2025年試験に向けた勉強計画策定に大きく貢献しています。
これだけの効用が得られるのに対して、損失として失うものは何かと考えれば、
- 受験料17,500円
- 郵便交通費 数百~数千円
- 「不合格だった場合、初回一発合格者の実績を逃す」
くらいのものです。
賢い皆様であれば、得られる効用と機会損失を比較考量の結果、
導出された結論は一見極めて明白なものになるはずです。
さぁ、今すぐ行動を。
追記
note始めました。
長文記事はnoteでも公開していこうと思います。
本記事のnote版はこちら。


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