時は3月上旬、
いつものように予備試験に関する情報を検索していると、一つのnote記事が目に留まった。
予備試験や司法試験の勉強方法、悩んでいませんか？
上記note内より引用。
私は、個別指導をしているともしび（@lighta_ampligh）です。
普段は、X（旧Twitter）上で、司法試験や予備試験の勉強方法について発信したり、指導を実際にしています。毎月、こうしてイベントをしているので直接相談してみたい方はぜひ来てください！
どうやら、司法試験合格者の方、
それも「長年、司法試験受験生に対する合格指導をされている方」
に直接いろいろとお話をお伺いできるイベントらしい。
しかも、過去記事を見た限りでは大人数でわいわいがやがやというタイプのイベントではなく、
少人数でみっちりと指導をいただけるらしい。
筆者は大人数のイベントが得意ではない（そもそも人混みが嫌。）なのでこれは助かる。
1人で勉強していて「勉強の方向性が正しいのかそろそろ確認したいタイミング」だったので、
これも何かの縁と思い参加を決意した。
そしてイベント当日。東京は池袋となり駅の要町（かなめちょう）駅。
池袋から地下鉄有楽町線又は副都心線で一駅。
初めて降りた駅だったが、降り立った感想としては、
「隣に一駅行くだけでこんなにも雰囲気が変わるのか」といった具合には静かな住宅街の印象。
幹線道路に沿った駅出口を出ると、数店お店がある以外は住宅街である。
iPhoneで駅から会場までの道のりを検索すると徒歩10分程と出た。
道のりもそれほど複雑ではないので、よっぽど方向音痴の方でもない限りは下調べは不要かと。
さて、ガイドに沿っててくてくと歩き、ガイドの説明通り10分程でイベント会場に到着。
……ここかな？
……初見で入るには中々勇気が必要な外観である。（失礼！）
でもやっぱり、
と書いてある以上はここに間違いない。
「ええいままよ！」と意を決してドアノブを引く。
こんにちは、初めての利用なのですが……
こんにちは、司法試験カフェ利用の方ですね。どうぞ中へ！
入ったところすぐのソファで座っていらした、講師のともしび先生が温かく出迎えてくれた。
ソファーの前のテーブルの上でノートPCが開かれている。
私が入店するまでは何をされていたのか尋ねると、ソフトドリンクの準備をしながら、
通話で答案の添削指導をしていました！
流石は司法試験系の情報を検索すると上位にコンテンツが表示されるともしび先生、
少しでも空いた時間あれば活用される売れっ子受験指導人である。
さっそくこのブログでも悩んでいた悩みを相談してみる。
勉強状況を教えて下さい。
アガルートの総合講義100を聞き終えて、重問と論証集に取り組んでいます。
入門時期は終え、アウトプットを進めているんですね。
それでは、メメントさんの悩みはなんでしょうか？
実は、民事訴訟法がいまいち掴めていなくて……
（↑を聞くや否やすぐに）「処分権主義」の定義、言えますか？
（びっくりして声に詰まる）……うーんと、ええーっと……
「弁論主義」の定義はどうですか？
正確に出てきますか？
（何とか思い出そうとするも声が出てこない）
民事訴訟法は基礎事項をいつでも出力できるようになるのが初めの一歩です！
民訴の条文構造や基礎事項をしっかり押さえていないと論文問題は解けません！
そもそも民事訴訟法は～…………
私がﾁｮｯﾋﾟﾘ悩みの内容を伝えただけで、先生からは物凄い量の情報が導き出される。
しかも、その言葉のどれもが「民事訴訟法のモヤモヤして悩んでいた所」にクリティカルヒット。
恐らく、私のような受験生をそれこそ山のように添削指導してきたからこそ、
「受験生のレベル感」と「レベル感に応じた悩み」のQ＆A集が先生の中に積まれている、
と感じた。
民訴や問題集の回し方についての相談を終え、小一時間程身の上話をしていると、
自分と同じ新規のお客さんが来た。
相談者の相談内容としては、論文答案の添削をお願いしたいとのことだった。
ともしび先生が相談者から書いた答案を受け取ると、物凄い勢いで答案をぱらぱらと読んでいく。
「本当に読めているのか……？」と内心自分としては疑問に思ったところ、
その疑問を打ち返すかのようなタイミングで、ともしび先生が
「××年の司法試験の過去問ですね。ぱっと読んだ感じ全体としては○評価かな。
（答案を指差しながら）この辺りは良く書けてると思うけど、
こっちのここはイマイチかも。改善するには、……（略）」
ぱっと読むだけで答案の相対評価ができ、改善点や解答のコツも浮かび上がる。
答案指導を行う方はとんでもないスピードで情報処理ができるのだなあと思いました。ｽｺﾞｲ。
この相談者の方に対しても、先生はずばずばと指導をされていました。
その後も時間を経る度に、
①ｶﾗﾝとドアチャイムが鳴る。
②相談者が先生に相談内容を話す。
③ともしび先生からの的確な解説・アドバイスが返ってくる。
の①～③の繰り返しで店内は賑やかになりました。
参加した感想としては、
まず、「1人で悩んでいた部分」をすっきり解消できただけでも大満足。
また、先生だけでなく、他の受験生の方ともお話ができるので、
他の受験生がどんなことで悩んでいるかや、勉強に対するモチベーションの維持の方法など、
ｲﾝﾀｰﾈｯﾂでは中々知りえない他の受験生のリアルを知ることができたのもとても良かった。
月１開催とのことなので、首都圏近郊の方で勉強方法に悩んでいる司法・予備受験生の方は、
一度勇気を出して参加してみても良いのではないかと。
次回開催は4月12日（土）とのこと。
参加される方へのアドバイスとしては、
- 抽象的な悩みでも良いが、具体的な悩みを持ち出した方がより有意義な時間になりそう。
（民訴がわからなくて……よりは、民訴の●●の判例が理解できなくて……など） - 今の自身の力量で作成できる予備/司法試験の過去問の答案を持っていき、
添削を受けると、合格までに必要な力量の差を伝授いただけるかも
司法試験カフェ潜入レポは以上となります。
ともしび先生、このたびは本当にありがとうございました！
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